7月4・5日 Hさん

たんぽり荘自給自足スキル修得キャンプに行ってきました!

キャンプなんて、いつ以来か、、、普段引きこもり籠つくりばかりの僕は期待と不安を胸に出発しました。

場所は湯原、蒜山経由に北に、ほぼ岡山と鳥取の県境の佐治町です。中間山地に住んでいる僕ですが佐治町は、想像以上に山奥でした。

主催者の幸田くんは鳥取県三朝で、カフェを営みながら農的暮らしをして電力も自給したり様々なワークショップも取り組んだりされています。

去年の、たんぽり村まつりの幸田くんの仲間たちの紹介文を読んで、また実践している紹介を読んで実際に現場を観てみたいと思ったわけです。
スタッフの地元の人が佐治村を散策しながら案内してくれました。道端の山菜を説明してくれたり牛小屋がある古民家を見せてくれたり木の切り株の日本蜜蜂の巣箱も道端にありました。

自然栽培の米作りもされていて、わざわざチェーン除草の実演までしてくれました。 散策の最後は、佐治村に口伝で伝わる佐治村話を聞かせてくださいました。
この地区は20年オシメの干している家を見ていないと言われているらしいです。

今、日本の山間部のあちこちで起きている現状を散策しながら目の当たりにしました。

キャンプ施設は、大きく、整い五衛門風呂も設置されてました。

僕は普段、仕事が遅く作った製品の数=収入の手仕事は時間と生産性ばかりに囚われる生活です。              
僕は今も今までもスイッチ一つで飯も風呂も灯りもつく生活しか知りません。

ゆっくり炊事の日々の手仕事の暮らしをを楽しむ心の余裕が育まれていません。
この一晩でしたが初めて会った人たちと同じ釜の飯を食べて薪の火を囲んで、いろんな話をしました。ながいけど濃い夜でした。              
僕は移住して八年目、通っていた職人さんが亡くなりバイトを辞めて竹細工中心生活にして、もうすぐ七年がきます。
十年を節目に、悔いの残らぬよう次への展開を準備せねばと、とうとう今年から、ずっとやって来た米作りもやめて竹細工に専念して勝山の籠が、どこまで修得できるか挑むつもりです。

でもこれからは、少し行動を広げて観て感じてゆくのも大事にせねばと思いました。

 


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道端にあった今は使われてない木の切り株の日本蜜蜂の巣箱。

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川沿いにある五衛門風呂。水を汲んで真っ暗ななかペンライトの灯りで入りました。


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子供が魚を手づかみ出来るよう水量を調節できる石積み溜め池。

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佐治村に伝わるイタヤカエデ細工の「イタガサ」もう作り手は高齢な人が1人だけだそう。    
竹の下駄も発見しました。


今回、歯ブラシを忘れたのを行く途中に思い出しても歯ブラシを買える店がなくて指に塩をつけて磨きました。お金が、あっても使えるところがないんです。
製品がなければ買えませんね。お金に価値がなくなっても買えないけど。

自給自足をテーマのキャンプでしたが、到着前のドライブでも考えさせられました(>.<)

1日だから耐えられるけど、ずっととなると、、、

あたりまえなものが、ある日突然そうじゃなくなる。

そんなことを考えると今が不安になり楽しくなくなるから目を背けたくなる。

スキルを身に付け自分に自信をつければ不安から解放されるのかな。。。


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