たんぽり村

鳥取県佐治町の山奥から、「理想の暮らしと地域」を目指して、滞在型コミュニティイベント”たんぽり村”を開村しました。

6月23日

たんぽり村まつり連続ワークショップのフライヤーを作りました。

あちこちに配布させてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします◎

欲しい!という方には発送も致します。

幸田までご連絡下さい~

たんぽりチラシ-表

たんぽりチラシ-裏

6月17日

たんぽり村まつりに向けた、連続ワークショップが始まりました!

最初のワークショップのテーマは「食の自給」です。

6月始め頃から、田んぼの整備・・・あら起こし、畔シートづくり、水路修繕、水張り、しろかき・・・と終わり、
明日田植えを行います。
http://blog.livedoor.jp/itimainoosara/archives/34689964.html

同時に畑も作っており、既に黒大豆・カボチャを植え、17日に薩摩芋を150本植えました。

薩摩芋の植え方一つにてしても、独学でもできてしまいますし、本から学んでも良いので、たまに誰かに相談したりはするものの、基本自分たち(家族)で行ってしまいます。

つまり、独学です。

独学が続くと、それが当たり前になって、疑問を持ちづらくなってしまいます。

特に経験もない自分にとって、今日のように一緒に作業することは、とても多くのことを学ぶことのできるありがたいチャンスになります。

鍬の使い方から、刈り取った雑草の利用の仕方、うねの作り方、
すじのつけかた、薩摩芋の植え方、マルチの張り方、水やり、最後にマルチで薩摩芋の葉が焼けないように草をマルチにすること。。。

こうして作業を一緒にやって改めて実感するのは、農業は人と一緒にやると勉強にもなるし、おもしろいということ。

これを1人や家族でやっていても楽しいけど、みんなでやるのはもっと楽しい!

今住んでいる三朝では、近所に価値観のある友人がいないので、畑も一緒にやったりはできないので、こういうのって憧れます◎



メンバーの豊朗さんが作っている自然農法の田んぼも見せてもらいました。
田んぼは水が必要なので川のそばとか、ようは低いところにあるイメージなのですが、
豊明さんの田んぼは細い山道をくねくねとあがっていったところにありました。
風がよく通りそうな、眺めのいい、1つが1反近くになる3枚続く四角くない棚田でした。
水は一番上流。
毎日の水管理とか大変そうだけど、ここで作業するのはとても気持ちがよさそう!

その田んぼはさらに2kmも上がって、途中車を降りて山道をあがった水源から水を引っ張ってきているとのこと。
この水源は3人ほどで利用していて、毎年補修が必要なため、人数が減っていくと負担が増えるとのこと。
現在60代、70代、80代の3人でやっていて、今年から若い協力隊が加わったけど、この水路が維持できなくなったらここの田んぼは作れない・・・

過疎とか、高齢化とか、限界集落とかは、こうして1つ1つが維持できなくなって、はじっこのほうから消えてゆき、気づいたときには多くのもの、機能が失われていくのだと思う。

今の時代は、まさにそうしていろいろなものが残っているものの、時代とかの流れで消えていきつつある時なのだということは大学時代の時に実感していて、今の私たちの役目は、それを全て今の形で残すことは不可能なので、その中から取捨選択し、必要ならば形を変えて、子ども達に残し、伝えていくことなのだと思っている。
私たちが何もやらなければ失われてしまい、子ども達はそれを望んだとしても失われたものは戻らないからだ。

山道を歩きながら、「これはヤマブキだ。食べられるよ」(岩手では「ミズ」と呼んでいた山菜だ。懐かしい)とか、
名前は忘れたけど「これは薬効のある山野草だ」とか、話が尽きない。


こんな知恵が詰まった場所や知恵を失わせたくはない・・・


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これが自然の水路。何十年前も前から使われていて、もう削ったりして形を変えていないとか。

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食べられたり、薬効のある山野草を・・・

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棚田風景

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たんぽり村 薩摩芋畑作り

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マルチの使い方、仕上げに刈り取った草をマルチにする

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23日に田植えする、たんぽり村田んぼ










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